1ごまカンパチ ★2020/11/30(月)07:24:18.78 ID: 0gzJOqIu9.net

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-29/QKG39DT0AFB801
→アップルは優遇税制で米国での半導体生産後押しを政府に働き掛け
→サプライチェーン分散化の一方で中国製造業との結び付きも深める

 トランプ米政権下で始まったテクノロジー業界の世界的サプライチェーン分断は、バイデン次期米大統領の就任後も続きそうだ。
中国の工場への委託生産に頼ってきた多くのテクノロジー企業の中で最大手のアップルは、一部の「iPad(アイパッド)」と
「MacBook(マックブック)」の生産を中国からベトナムに移す。
中国でのアップル製品の生産を受託する台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)は、ベトナムへの新規投資に2億7000万ドル(約280億円)を割り当てた。

鴻海を創業した郭台銘(テリー・ゴウ)氏は一体化していたサプライチェーンが少なくとも2つに分かれる傾向を示す「G2」という造語を生み出した。
鴻海の劉揚偉会長はインドや東南アジア、米州などは将来的にそれぞれ独自の製造エコシステム(生態系)を持つことになる可能性があるとの認識を8月に示した。
インドやベトナムなどはインフラを整備し、低コストと地政学的懸念の少なさを売りに製造業を呼び込む取り組みを強化しており、こうした傾向は避けられないようだ。

調査会社ギャブカル・ドラゴノミクスのテクノロジー担当アナリスト、ダン・ワン氏は
「中国のコスト上昇と予測不可能な米国の政治動向で、企業は中国から一部製品の生産を移そうとしている」と指摘。
「ベトナムとインドの競争力改善もあり、こうしたトレンドは続く」と述べた。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)の指揮下で中国を中心とする現在のサプライチェーンを築き上げたアップルは、大掛かりな中国脱出の動きに抵抗していたが、
ここ数年は代替となる選択肢の模索を加速。
トップクラスのスマートフォンメーカーを呼び込むというモディ政権の政策もあり、アップルは組み立てパートナーを通じてインドでの
「iPhone(アイフォーン)」生産能力を拡大し続けている。

アイフォーンの受託生産大手としてインドに遅れて進出する台湾の和碩聯合科技(ペガトロン)はインド部門に110億ルピー(約155億円)を投じ、
2021年後半にも現地生産を開始すると11月に発表した。

アップルはまた、優遇税制で米国での半導体生産を後押しするよう米政府に働き掛けている。
同社の主要サプライヤーである台湾積体電路製造(TSMC)はアリゾナ州で半導体工場を計画。
アルファベット傘下のグーグルもウィスコンシン州でのサーバーの主要部品組み立てをフォックスコンに発注した。

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