1:クロ ★ : 2020/08/29(土)00:00:22.65 ID: CAP_USER9.net
新型コロナウイルス感染症対策の整備が急がれる中、安倍晋三首相が辞任の意向を表明した。「現場の思いを反映した施策はなかった」「もっと早く身を引くべきで遅きに失した」。人手や物資の不足に苦しみつつ、対応してきた医療従事者らからは冷ややかな声が相次いだ。
「しっかり対策を取れる人がやった方がよかった。タイミングが遅すぎる」。よしだ内科クリニック(東京都練馬区)の吉田章院長は手厳しい。
クリニックではマスクや消毒液が足りなかった4〜5月も診察を継続。「全世帯向けにアベノマスクを配るのではなく、少しでも支援してほしかった」と振り返る。「今も検査態勢が不十分な上に、(観光支援事業の)『Go To トラベル』で地方の医療体制を逼迫(ひっぱく)させた。(辞任が)いい方向に影響してほしい」と訴えた。
コロナ感染者を受け入れている都内の病院で働く20代の女性医師も「現場への支援はなかった。これ以上悪くなることはないのではないか」と受け止める。病院の経営難でボーナスの支給はなく「国が手当てすべきだ。医療従事者の善意に頼りすぎている」と指摘した。
東京都医師会の尾崎治夫会長は「体調が悪いと政治判断に影響する可能性もあり、仕方ない」とした上で「医療現場のリアルな声が首相まで届かないという、安倍内閣の仕組み上の問題があったように思う。その結果、逼迫度が伝わらず議論が遅れることがあった」と分析。次の首相には「現場がどうなっているか、どういう補償が有効かを考えて、力を振るってほしい」と期待した。
自治医科大の中村好一教授(公衆衛生学)は「次期首相を指名する国会では、コロナ対策も議論すべきだ。さまざまなことを国民に強いており、説明が必要だ」と述べた。(共同)
日刊スポーツ
2020年8月28日20時24分
https://www.nikkansports.com/general/news/202008280000810.html
「しっかり対策を取れる人がやった方がよかった。タイミングが遅すぎる」。よしだ内科クリニック(東京都練馬区)の吉田章院長は手厳しい。
クリニックではマスクや消毒液が足りなかった4〜5月も診察を継続。「全世帯向けにアベノマスクを配るのではなく、少しでも支援してほしかった」と振り返る。「今も検査態勢が不十分な上に、(観光支援事業の)『Go To トラベル』で地方の医療体制を逼迫(ひっぱく)させた。(辞任が)いい方向に影響してほしい」と訴えた。
コロナ感染者を受け入れている都内の病院で働く20代の女性医師も「現場への支援はなかった。これ以上悪くなることはないのではないか」と受け止める。病院の経営難でボーナスの支給はなく「国が手当てすべきだ。医療従事者の善意に頼りすぎている」と指摘した。
東京都医師会の尾崎治夫会長は「体調が悪いと政治判断に影響する可能性もあり、仕方ない」とした上で「医療現場のリアルな声が首相まで届かないという、安倍内閣の仕組み上の問題があったように思う。その結果、逼迫度が伝わらず議論が遅れることがあった」と分析。次の首相には「現場がどうなっているか、どういう補償が有効かを考えて、力を振るってほしい」と期待した。
自治医科大の中村好一教授(公衆衛生学)は「次期首相を指名する国会では、コロナ対策も議論すべきだ。さまざまなことを国民に強いており、説明が必要だ」と述べた。(共同)
日刊スポーツ
2020年8月28日20時24分
https://www.nikkansports.com/general/news/202008280000810.html
【安倍首相に「辞任遅い」、医療現場に支援乏しいの声】の続きを読む