1: 砂漠のマスカレード ★ 2021/05/11(火) 08:30:45.33 ID:CAP_USER9
 といっても、少女漫画と少年漫画に登場するヤンキーには大きな違いがある。少女漫画の場合、ヤンキーと言っても悪さをするというよりも、学校に来なかったり、タバコを吸っていたりする程度で、喧嘩に明け暮れるタイプは少ない。しかも眉目秀麗であり、どことなく王子っぽさも漂っているため、胸キュンセリフに溢れている。

 一方で少年漫画に登場するヤンキーは、もっと無骨で不器用。喧嘩っぱやい性格のため、大体いつも顔に傷を負っている。少女漫画とは別の意味のファンタジーさだ。そして、少女漫画はもちろん荒っぽいヤンキーが登場する少年漫画にも、恋愛要素が盛り込まれていることは少なくない。この春からアニメ化され、昨今注目が集まっている『東京卍リベンジャーズ』もそうだ。

 『東京卍リベンジャーズ』で言えば、主人公・花垣武道とその彼女・橘日向のカップリングだ。武道は喧嘩が強いわけでもなく、見た目が良いわけでもない。だが、日向は武道にゾッコン。日向がなぜそこまで武道に惚れ込んでいるのかを考えると、アウトプットは違えど、モテる男の要素が詰まっていることがわかる。例えば、「一途さ」。日向だけでなく、武道もまた日向に対して真っ直ぐな気持ちを持っているのだ。マイキーこと佐野万次郎の異母妹・エマが下着姿で誘惑しても慌てて逃げ出したり、日向を守るため自分よりも圧倒的に喧嘩が強いマイキーやドラケン(龍宮寺堅)に「その手を話せ…」、「もう二度と譲れねぇモンがあんだよ」、「ヒナには絶っ対ぇ手で出すなよ」と凄んだり。その一途さは、マイキーとドラケンからも一目置かれているほどだ。

 そして、その一途さには武道の「真っ直ぐな性格」も大きく関わっているだろう。武道はどう考えても無謀な喧嘩をしたり、成し得る可能性がほぼゼロの出来事に向き合ったり、むちゃくちゃな男だ。だが、「オレのタイムリープ自体ありえねぇ事だし 不可能はねぇハズだ」と猪突猛進に突き進んでいく。彼女である日向からすれば心配でたまったものではないはずだが、その真っ直ぐさに惚れ込んでいるからしょうがない。仲間のために熱くなったり、自分の信念を信じて周りが見えなくなったり、嘘偽りのない姿が魅力に繋がっているのだろう。その不器用ながらも正しい人柄があるからこそ、日向だけではなく柴柚葉からも好意を向けられているのではないだろうか。

 一方の日向は、兎にも角にも人間性が魅力的。5月2日に放送されたアニメ冒頭のシーンもそうだ。電車内ではしゃぐ男子高校生3人組に対し、「うるさい」と思いつつも乗客はもちろん武道も何も言えないでいた。だが、日向は果敢にも「幅取り過ぎだよ!! 空いてるときならいいけどさ お婆ちゃん立ってるじゃん? 空けてあげよっ?」と直接声を掛ける。さらに、席を詰めてくれた男子高校生たちに「ありがと!」とお礼を言うことも忘れない。リアルの世界においても、やるべきとわかりつつもなかなかできないことを、さらりとやってのける中学2年生だ。

 そして、彼氏である武道の絶対的味方。未来を変えるために必死に試行錯誤するも、上手くいかずに雨に打たれながら泣き、日向に八つ当たりする武道に向かって「君はドラケン君じゃない マイキー君でもない タケミチ君はタケミチ君だよ」、「人の為に思いっきり泣けて 人の為に思いっきり悔しがれる タケミチ君だよ」、「こんなかっこいいヤツ他にいないよ」とキスをして声を掛けている。しかも12年後、26歳になってもイイ女のままだ。3回目のタイムリープの後、車に突っ込まれて身動きが取れない日向を助けようとする武道を「大切な人にまで死んでほしくないの」と突き飛ばし、逆に助ける形で死亡。「ヒナが守ってあげる」が口癖だった、日向らしい強さを見せていた。

 
https://news.yahoo.co.jp/articles/404dc51ff366ef832fad3c35961a37a13dc765c9
5/8(土) 13:07配信

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