1:ザ・ワールド ★ : 2020/07/05(日)22:44:40 ID: CAP_USER.net
日本はなぜ、新型コロナウイルスの感染症COVID-19の死者がそれほど多くないのか?
縁起でもない疑問だが、「日本人のマナーが理由だ」、「免疫力が強いからだ」など、諸説が生まれている。
日本のCOVID-19による死亡率は、アジアで最も低いわけではない。韓国、台湾、香港、ヴェトナムはいずれも、日本より死亡率が低い。
それでも、日本の2020年1〜3月の死者数は、平年同期より少なかった。一方、4月は東京で1000人近くの「超過死亡」が出たが、これはCOVID-19が原因の可能性がある。
それでも今年を全体でみると、昨年より死者が少なくなるかもしれない。
このことは、COVID-19に対する弱点ともいえる条件を日本がいくつも抱えながら、
近隣諸国のような厳しい新型ウイルス対策はついに実施しなかったことを思えば、かなり驚かされる。
中国・武漢で流行がピークを迎え、同市内の病院はあふれ返り、各国が中国からの渡航者の入国を拒否していた2月、日本は国境をずっと開いていた。
新型ウイルスが広まるにつれ、COVID-19の様々な特徴が明らかになっていった。
主に高齢者の命を奪うこと、人ごみや長時間の濃厚接触で感染リスクが大幅に上がることなどだ。
それに照らすと、日本は人口に占める高齢者の割合が世界一高い。また、大都市の人口密度も高い。東京圏の人口は実に3700万人にも上り、
その大多数にとっての主な移動手段といえば、恐ろしいほどの過密状態で有名な電車だ。
加えて日本は、「1にも2にも検査」という世界保健機関(WHO)の助言に聞く耳を持たなかった。
PCR検査を受けたのは、今になってもわずか34万8000人ほどで、人口の0.27%でしかない。
さらに日本は、欧州のような規模の厳密なロックダウン(都市封鎖)を実施してこなかった。
政府は4月上旬、緊急事態宣言を出した。しかし、自宅待機の要請は任意だった。生活に不可欠とはいえない商店は閉じるよう言われたが、拒否しても法的な罰はなかった。
これまでCOVID-19対応のお手本とされてきたニュージーランドやヴェトナムなどは、国境封鎖や厳しいロックダウン、
大規模な検査、厳格な隔離といった強硬手段を取ってきた。しかし、日本はそのどれも行っていない。
【BBC「なぜ日本では新型コロナウイルスの死者が不思議なほど少ないのか、日本は特別な免疫があるのか?」】の続きを読む
縁起でもない疑問だが、「日本人のマナーが理由だ」、「免疫力が強いからだ」など、諸説が生まれている。
日本のCOVID-19による死亡率は、アジアで最も低いわけではない。韓国、台湾、香港、ヴェトナムはいずれも、日本より死亡率が低い。
それでも、日本の2020年1〜3月の死者数は、平年同期より少なかった。一方、4月は東京で1000人近くの「超過死亡」が出たが、これはCOVID-19が原因の可能性がある。
それでも今年を全体でみると、昨年より死者が少なくなるかもしれない。
このことは、COVID-19に対する弱点ともいえる条件を日本がいくつも抱えながら、
近隣諸国のような厳しい新型ウイルス対策はついに実施しなかったことを思えば、かなり驚かされる。
中国・武漢で流行がピークを迎え、同市内の病院はあふれ返り、各国が中国からの渡航者の入国を拒否していた2月、日本は国境をずっと開いていた。
新型ウイルスが広まるにつれ、COVID-19の様々な特徴が明らかになっていった。
主に高齢者の命を奪うこと、人ごみや長時間の濃厚接触で感染リスクが大幅に上がることなどだ。
それに照らすと、日本は人口に占める高齢者の割合が世界一高い。また、大都市の人口密度も高い。東京圏の人口は実に3700万人にも上り、
その大多数にとっての主な移動手段といえば、恐ろしいほどの過密状態で有名な電車だ。
加えて日本は、「1にも2にも検査」という世界保健機関(WHO)の助言に聞く耳を持たなかった。
PCR検査を受けたのは、今になってもわずか34万8000人ほどで、人口の0.27%でしかない。
さらに日本は、欧州のような規模の厳密なロックダウン(都市封鎖)を実施してこなかった。
政府は4月上旬、緊急事態宣言を出した。しかし、自宅待機の要請は任意だった。生活に不可欠とはいえない商店は閉じるよう言われたが、拒否しても法的な罰はなかった。
これまでCOVID-19対応のお手本とされてきたニュージーランドやヴェトナムなどは、国境封鎖や厳しいロックダウン、
大規模な検査、厳格な隔離といった強硬手段を取ってきた。しかし、日本はそのどれも行っていない。